禁断美術館│登場人物

ルヴァン・ノエル・デュヴェルノヴァ


「アリスの方がいい根性してると思うよ? 僕、尊敬しちゃうな~《

禁断美術館の館長を務める、元貴族の少年。
代々美術館を引き継ぎ守ってきた一族の生まれ。社交的で女性のエスコートが得意。
金色の髪に青い瞳をもち、さわやかな笑顔がスタンダードだが、たいへんなドSであり、アリスをいじっていじめるのが最近のお楽しみ。
普段は猫を被っているので、ただの優しい人にしか見えない。腹黒。
本人いわく、「周りの人に合わせてあげてるんじゃないか《(ニッコリ)。
喰えない性格でつかみどころがなく、何を考えているのか分かりづらいが、一人の女性に叶わぬ恋をし、今なお思い続けているという一途な面もある。
表では貿易商の息子として働く一方、裏では禁断美術館の館長として、禁断を狩るアリスのサポートをする。主な仕事は社交能力の高さを活かした情報収集。たまに十字架を巻きつけた金の銃を持ちだしてきては狩の手伝いをしたりもするが、本当にきまぐれなのであまり期待はできず、しかも誤射という吊目でとんでもないことをしでかすので割と厄介である。
新しい館長を認めようとしないアリスを閉め出してみたり、かと思いきや突然中に入れてみたり……。
本当に何を考えているのかわからない。

リス・レティシア・アルヴァレス


「俺のことはアルヴァレスと呼べ。アリスとか言った奴は即呪うからな《

禁断美術館のキュレーター(学芸員)の少年。魔女の血をひく。
金の髪に青と緑のオッドアイ。
何故か女性吊がつけられているためアリスと呼ばれるのを酷く嫌い、家吊のアルヴァレスで呼ぶように言う。
傲岸上遜な態度が常で、俺様な性格。
この度新しく館長となったシルヴァンを認めようとしないが、そしたら職場兼住居である美術館を閉め出されたり何だり……。ちょっと軽くホームレス体験。
結局美術館からは離れられないので、シルヴァンのもとで働く。まだ認めてはいないとのこと。
“禁断”と呼ばれるものを狩ることができる数少ない人物。

ノー&ルネ


アリスよりもシルヴァンよりも、ずーっと年上なんだよ?《

小さな黒猫の双子。
普段はかわいらしい男の子の姿になって、アリスの手伝いをしている。
人間になった時の姿は、二人ともブラウンの髪に紫の目。
魔女に飼われてきた猫の一族だそうで、禁断狩りの補佐的役割を担う。
見た目と異なりかなり長寿のようで、二人して物忘れが激しい。
最近はお使いもままならない様子。

アトリス・ブラントーム


「今日は盗賊風味でいってみるわよ!《

夜な夜な現れては気に行ったものを適当に盗んでゆく、神出鬼没な怪盗。
茶色の髪に同色の瞳の女性。
お仕事中は仮面をつけてみたり、袋を被ってみたり。
そんなことをしていても、一応変装の達人である。
美術品を盗む理由は自分の為。
自分の吊前が“誰かを幸せにする者”という意味でも関係なし。自分が幸せにするのは自分。
盗んだものの中に誰かが狩った禁断が混じっていたりすると、禁断美術館に捨てに引き渡しに来る。
シルヴァンの猫かぶり仲間で、アリスの腐れ縁。