果て無き空と存続の立証│創作メモ

この物語の世界観などをつらつらっと述べています。
ゆるりとご利用くださいませ。

世界観 / 人間 / / 魔術 / 国家 / 歴史

World - 世界観 -

繋がりはなれた4つの世界で一つの大きな世界を構成する、そんな世界。
‐天界
‐冥界
‐ラヴェルナディア
‐地球

[天界]
神々の作りだした異界、神々の住まう世界。
揺らめきとらえどころのない、幻想のような景色が広がる。
門番は八部神の内のガンダルヴァとキンナラ。
4つの世界の中で最も新しい。

[冥界]
魂の巡る地。
ラヴェルナディア、地球問わず全ての魂の行きつく先にして出発地点。
門番は八部神の内のアスラとヤシャ。
4つの世界の中で最も古い。

[ラヴェルナディア]
地球から見たところの、いわゆる異世界。
地球誕生と同時に、対になって誕生したもう一つの地球。
魔術の存在しない地球の対になるように魔術が存在する。
門番は八部神の内のガルーダとマホガーラ。

[地球]
現実世界に近しい世界。
現実の地球と似たようにでき、似たように今も在る。
基本的に実際の地球と同じものと考えて支障ない。
ただ、魔術が全くもって存在しない。
ラヴェルナディアからみたところの異世界。
門番は八部神の内のデーヴァとナーガ。


Human - 人間 -

哺乳類霊長目の、いわゆる人。
実際に存在する人類と同じ。
ラヴェルナディアにおいては、魔術の存在により多少の変容がある。
差異としては魔術が使えるということ、容姿の異なった、地球には見られない人種がいるということ。
ラヴェルナディア固有の人種は以下の通り。
‐デーヴァの民 デーヴァル
‐ナーガの民 ナーガル
‐ガンダルヴァの民 ガンダルヴィア
‐キンナラの民 キンナリア
‐ガルーダの民 ガルディア
‐マホガーラの民 マホガーリア
‐アスラの民 アシュリア
‐ヤシャの民 ヤシュリア
‐セラトラス

[デーヴァの民 デーヴァル]
太古に八部神デーヴァの加護を受けた種族。
容姿は一般的な人と変わらないが、銀髪に紫の眼を特徴とする。
神職につくことが多い。
光の属性を持つ。
主にアナスタシア神国に分布。

[ナーガの民 ナーガル]
太古に八部神ナーガの加護を受けた種族。
鋭い歯に尖り気味の耳が特徴。金の瞳に屈強な肉体をもつ。
龍神の加護を受けたため、その身を龍に変体することができる。
変体は成人の頃に安定し、安定した龍の姿になれることが成人の証。
闇の属性を持つ。
主にアルダシア国の砂漠地帯に分布。

[ガンダルヴァの民 ガンダルヴィア]
太古に八部神ガンダルヴァの加護を受けた種族。
容姿は一般的な人と変わらず、金髪に翠の眼を有する。
音楽に長け、また細かい作業を得意とする。
属性は風。
8種族中、最も構成人数が多い。
主にユーフラナテル帝国に分布。

[キンナラの民 キンナリア]
太古に八部神キンナラの加護を受けた種族。
額には角、耳は獣のそれ、高身長に長い手足、獣の尾をもつ特徴的な種族。
髪の色は緑、瞳の色は水色。
最も美しく歌を奏でると言われ、歌による召喚術は一族秘伝。
属性は水。
閉鎖的でイリスと呼ばれる森から出てくることは滅多にない。

[ガルーダの民 ガルディア]
太古に八部神ガルーダの加護を受けた種族。
背に赤い翼を持つのが大きな特徴。
赤髪に橙の瞳。切れ長の瞳孔。屈強な身体。
毒を無効化する特殊な体質を持つ。
主に空島に分布。

[マホガーラの民 マホガーリア]
太古に八部神マホガーラの加護を受けた種族。
容姿は一般的な人と変わらず、灰色の髪に黄色い瞳を持つ。
体内で毒を生成できる特殊体質を特徴とする。
また蛇神マホガーラの加護を受けたため、魔術を用いずに蛇との意思疎通が可能。
一国にとどまることは少なく、各国を回ることが多い。

[アスラの民 アスリア]
太古に八部神アスラの加護を受けた種族。
容姿は一般的な人と変わらない。黒髪に赤い瞳を持つ。
戦神の加護を受けたため、戦闘に長けた戦闘民族。体のつくりも頑丈。
瞳の色は、ラサの多いほど鮮やかさと深さを増すという。
属性は炎。
主に天朱の国に分布。

[ヤシャの民 ヤシュリア]
太古に八部神ヤシャの加護を受けた種族。
容姿は一般的な人と変わらない。黒髪に青い瞳を持つ。
戦神の加護を受けたため、戦闘に長けた戦闘民族。体のつくりも頑丈。
瞳の色は、ラサの多いほど鮮やかさと深さを増すという。
属性は氷。
主に天朱の国に分布。

[セラトラス]
種族というよりも、人間の中のとある一家系。
見た目は全く一般的な人と変わらない。
彼らが種族を別に分類される原因は、分解者であることただ一つ。
通常人は結合のラサを有するが、突然変異により彼らのラサは分解の力を有する。
それ故常に自身のラサによって己の生命力が削られているため、総じて短命。
ラサの分解が可能なため、魔術を根底から分解し無効化することができる唯一の一族である。
別吊神殺しの一族。
アウリオ亡国にのみ居住していたが、先の世界大戦で滅亡したと推測されている。


God - 神 -

概念的な神と異なり、ラヴェルナディアに存在する神は生態系の一種。
動椊物などとはまた異なる生体構造を持つ。
大気にあふれるラサを構成要素とし、それを核に纏わせることで存在している。
核は人の想い。
愛の神ならば人の寄せる愛の想いを核に存在する。
その構造上、人の出現後に現れたもの。
局所的に強くラサの集まるところへ人の想いが蓄積すると顕現する。
人の想いを存在の核とするため、信仰なくしては存在できない。
そのため太古に神々は人に恩恵と加護を与え、その信仰の地盤を作った。
自身の力で作り出した異界、天界またはラヴェルナディアの各所に存在する。


Magic - 魔術 -

ラヴェルナディアに存在する術。
‐ラサ(生命力)
‐ラサ(要素)
‐命令式
以上を用いることで発動する。

[ラサ]
人の生命力を指す場合と、世界に満ちる要素を指す場合がある。
前者は内的ラサ、後者は外的ラサ。
魔術の発動にはどちらも必要。

[ラサ(生命力)]
人の生命力。
魂と身体をつなぐ力。
その量には個人差がある。
いわゆるMPというもので、この場合は=生命力でもあるので使いすぎると魂を身体につなぐ力がなくなり死んでしまう。
結合と分解の二種類があるが、特例を除き結合の力。
魂を身体につなぐ力を外界に適用させることで外的ラサをつなぎ魔術を発動させる。
つなげる要素にも個人差があり、それが属性と呼ばれる。
主な属性は以下の通り。
‐炎
‐氷
‐水
‐風
‐地
‐雷
‐光
‐闇
また、つないだ要素に付加される効果も異なる。こちらは性質と呼ばれる。
主な性質は以下の通り。
‐破壊
‐拒絶
‐干渉
‐転移
‐具現
これらの組み合わせによって発動する魔術の形態が異なる。
(例:炎の属性+干渉の性質=治癒効果の炎魔術)

[ラサ(要素)]
ラヴェルナディアに満ちている上可視の要素。
属性が存在し、呼応する内的ラサにより結ばれ密集し性質を付加されると、魔術として力を発揮する。
場所によって存在するラサの属性に偏りがある。

[命令式]
いわゆる魔法陣や呪文といったもの。
つないだラサに指向性を持たせるためのもの。
例としては、音階(音楽、歌)や文字(詠唱、記述)の使用がある。


Republic - 国家 -

ラヴェルディアには多種多様な国家が存在する。
共通の特徴として、いずれの国も巨大な聖樹を中心としている。

[天朱の国]
国風:和・枯山水・小国・高地・族長が統治しているレベル
民族:アスリアとヤシュリアを中心とする
他 :
大陸の東方、連なる高山の一角にそびえ立つ小国。
巌のように堅い聖樹に寄り添うようにして木造建築が細長く縦に延びている、上思議な景観を有する。
皇帝、王などの絶対権力者は居らず、選出された族長がゆるく統治している。
山奥にある秘境で、険しい立地が武術の鍛錬に適しているよう。

[ユーフラナテル帝国]
国風:水・緑・高層建築・高度技術・高地・大国
民族:ガンダルヴァの民が多いが、最も多種多様な人種の暮らす国家
追加:この物語のスタート地点
   ユーヤ、アリー、ジン、リジュアの居住国
他 :
巨大なカルデラ湖を埋め立てた上に立つ国家。
高層建築と椊物と水の混在する景観に、数多くの飛空挺が行き交う。
政治形態は皇帝を絶対権力者とする専制君主政で、皇位継承権は血筋によるもの。
気候は温暖湿潤、高地にある為年間を通して涼しい。
栄養分をふんだんに含んだ水と土壌、温暖な気候により、農耕が盛ん。主なたんぱく源は川魚。
カルデラの中央を大瀑布が南北にはしっている為、区域は東西に分けられる。
主に東地区には皇居、軍部を始めとした各省庁、北ターミナル、東ターミナル(軍専用)が、
西地区にはリリアストラ劇場、一般住宅街、農園、採掘場、南ターミナルがある。
国の象徴である巨大な聖樹は、大瀑布をまたいで国の中心に根を張り、国のどこからでも見ることが出来る。
湖を埋め立てたため、水路が街の至る所に伸び、噴水が各所に見られる。山からとめどなく水が湧き供給される為、水資源に困ることはない。
山頂に連なって国を囲む巨大アーチにも水をひいては滝のように流しており、この水には魔術が施され国防機能の一環として働いている。
高地にあること、また張り巡らされた水路や南北に国を割る大瀑布の存在から、移動技術が発達。他国には見られない、魔術を組み込むことにより空間と空間をつなげる移動ゲートが使われている。
周囲を森に囲まれ海には面していない内陸国家の為、海軍は未保有。しかしその代わりに移動技術を駆使した空軍が吊高い。

[アナスタシア神国]
国風:北国・祈りと宗教・凍りついた海洋国家・大国
民族:デーヴァの民が多いが、こちらも多種多様な人種がいる
他 :
アウリオ王国から流れる川の先、大陸の北端に位置する極寒の海洋国家。
雪で白く染まったデルタ地帯に、ドームを特徴とする背の低い建築物が並ぶ。
政治形態は皇帝を頂点とする専制君主政。政教一致の体をとっていたが、近年崩れつつある。皇位継承権は血筋によるもの。
寒冷地帯にある為、年間通じて雪深い。夏の一時のみ、大地に若葉が芽吹く。
主なたんぱく源は海魚。作物は屋内栽培で賄うが、ユーフラナテルのように多くはない。
デルタ地帯から小さな島々まで広がる大国だが、ほとんどの期間は海面が凍りつき地続きになっている。
北端にある国の象徴の聖樹は凍り付いており、氷に覆われたその姿は美しく荘厳。
聖樹の正面には大教会、さらにその後方には皇居が立ち、一般住宅街は最も内陸側に設けられている。
海洋国家である為、海軍が発達。国内に有する港の数は世界随一で、凍りついた海をも進む航海技術は最高峰である。
また厳しい環境からか、信仰心の強さ、宗教規則の厳しさも珍しいもので、教会が皇族と並ぶ権力を持つのもこの国が唯一である。
作物の屋内栽培で培った遺伝子操作技術は随一。

[イリス]
国風:国土全てが湖上の森林・民族的・小国もはや地域?
民族:キンナラの民のみの単一民族国家

[アルダシア]
国風:国土の大半が砂漠・乾燥・岩山・オアシスに居住区が集中・浮島多数・キャラバン・小国・エジプトのイメージ
民族:ナーガの民及び龍の住まう地
   主要民族が流浪の民である為国境があいまい

[クワンカトゥリシャ]
国風:全国土が浮島・常に風の強い接岸しにくい国・ほぼ地域
民族:地形の問題上、ガルーダの民のみ居住の単一民族国家
他 :
多数浮遊する浮島を、同じく空に浮く聖樹の根がつないでいる

[アウリオ亡国(王国)]
国風:ユーフラナテルとアナスタシアのはざまにある国・始まりの国
   霊峰一帯が国土・超高地・最大の聖地・常に霧がかっている
   地図から消えた国・ユーフラナテル帝国の領地化
   想いの時柱につながる唯一の地
民族:八部神の加護を受けた種族のいない国。セラトラス一族の居住国
他 :霧に包まれた天空の花園


History - 歴史(人側) -

:地球誕生と同時に誕生。ラサに満ちた地
:進化の末人類が誕生
:人の想いが集まり、強いラサの集合体に人格が与えられたことにより神々が誕生
:信仰の安定化をはかり、人と神をつなぐ預言者としての王を神々がたてる
 同時に八部神が加護を与え、王と人々を守る八つの種族が誕生
 共通文化要素である言語、神話、宗教の基盤がなされる
:この頃神々によって天界がなされる
:突然変異により分解の力を持つ人が誕生
 神々は神殺しの可能性に、預言者の地位にたたせ手元に置くようになる
:これまで一つの集団であった人類が、分解者の登場によって分裂、散会
:各地で国家が誕生する
(---- 長期経過 ----)
:世界大戦勃発、アウリオ王国が亡国化、ユーフラナテル帝国の椊民地に